【バーディング】
鳥を探してその姿や声を楽しむ「バードウォッチング」は、海外では「バーディング【birding】」と呼ばれるのが一般的です。私は、鳥たちの暮らす自然と共に過ごす豊かさ、奥深さ、気持ちよさを、どなたにも感じてほしいという意味を込めて「バーディング」という言葉を使っています。
バーディングは誰もが自分なりの楽しみ方で満喫できる素敵な時間です。にも関わらず様々な思い込みがあって、「私なんか」と避けられ、この面白さを知る機会が少ないようです。
2006年度から2010年度まで館長をつとめた、こちら琵琶湖の西側、高島市新旭水鳥観察センター前の水辺には1年中オオバンという水鳥がいます。結構近くにいることが多いので望遠鏡で見るとまぶたの動きから背中の水滴までくっきり見えます。あっち見てこっち見て、どぼん!と飛び込み、水草をくわえて上がってくる。そんな様子をただ見ているだけが面白くてたまりません。
1羽の鳥の動きを見つめるということは、その生きものが周りの環境に対して何を感じどう反応し生きているかを問い、聞くことです。鳥の感じ方、おもい、心といったものでしょうか。私が大切にしている楽しみ方は、人間とは全く違う、鳥という生きものの心を感じ、鳥の心を通じてその土地の自然を感じることと思っています。
【高島市新旭水鳥観察センター / ツリーカフェの1拠点】
琵琶湖の北西にあるこのセンター周辺は、秋になると鴨や白鳥などたくさんの水鳥が渡ってきて、冬を過ごします。そんな水鳥たちをじっくり観察できるよう、1989年に作られた施設です。
この施設は高島市の施設ですが、民間で公の施設を運営する指定管理者制度で運営されており、2006年10月1日にリニューアルオープンし、2011年度以降も継続して運営されます。
水鳥の暮らしをじっくり楽しみながら、水鳥にとっても人にとってもプラスになるような、そんな気持ちのいい時間の過ごし方を提案し、豊かな滋賀高島の湖辺を味わう拠点を目指しています。
※村尾は、このセンターの管理運営の一部業務を受託しています